Someday Somewhere

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境川沿いに江ノ島まで歩いてみた

東京都と神奈川県を流れている川に境川というのがある。 神奈川県の相模原市やら東京都の町田市、またまた神奈川県の大和市などを流れ、最後には江ノ島までたどり着く。

この境川沿いには、所々無い場合もあるが、遊歩道が整備されている。 この遊歩道、場所により広さや道の状態もいろいろで、車やバイクが入ってこれないようになっている所もあれば、普通の道路になっている所もある。

また境川サイクリングロードと呼ばれている区間もあり、この区間は神奈川県道451号藤沢大和自転車道線という長ったらしい名前までついており、神奈川県藤沢市鵠沼海岸から神奈川県大和市下鶴間に至る一般県道として認定されている自転車道である。 サイクリングロードという名前のとおり自転車がすごいスピードで走っていたりするが、ウォーキングやジョギングをしている人たちもよく見かける。

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さて、うちの近くにも境川が流れているのだが、お正月休みに試しに江ノ島方面に向かって歩いてみた。 歩くのはもともと好きで、以前はトレッキングなどにも出かけていたが今はウォーキング、ジョギング、トレイルランなどを真剣にやっているわけでもなく、 今回も疲れたら戻ってくるか最寄りの駅にでも行って電車で帰ってくればいいか程度の感覚で主人と歩いてみた。

これが歩き始めてみるとなかなかおもしろい。 それに自分の体力と筋力(?)がどれぐらいなのかということも知りたくなってきて、ガンガン歩いてしまった。 そして気が付けば江ノ島。 ええ、江ノ島まで歩いて行ってしまいました。 大体40キロぐらい。 かかった時間は約8時間。

若い頃は山登りばかりやっていた主人も私が歩いてしまったのでびっくり。 とそこまではよかったのだが、これが素人の怖いところ。 疲れたので、気分は電車に乗って早く家に帰りたい。 だから江ノ島で少し休むとかもせず電車に飛び乗ってしまった。

それからが大変。 江ノ島に到着したのは日が沈む頃。 冬場で尚且つ海の近くということもあり、風が冷たくて気温が急に下がっていた。 そして体力を使い果たした私は電車の中でも寒気がすごい。 最後には貧血になった時みたいに周り全体が黄色っぽく見えてきて吐き気までしてきた。 電車に乗っている間にチョコレートとかは食べていたのだが、体力を消耗しすぎたせいか胃の消化能力が低下していたようで余計に気持ち悪くなってしまった。 そして駅に着き電車を降りようとした時には、危うく倒れそうになってしまった。

以前トレッキングをしていたときも、「疲れてきたかなと思ったときに疲れたって言えよ。 疲れきってしまってからではだめだぞ」と主人がよく言っていたのだが、その意味がようやくわかった。 自分の体力をきちんと把握しておくことがこんなに大事だとは思わなかった。

ところで、自転車に乗っている人たち。 たまに鈴をつけている人を見かけた。 山登りとかでバッグに付ける熊よけみたいな鈴。 あれ、歩いている人やジョギングをしている人にとってはとても助かる。 離れた所まで聞こえるので、後ろから自転車が近づいて来てことがよくわかる。 そうじゃないと、歩いている人の横すれすれを猛スピードで走りぬける自転車も結構いるので危なくてしょうがない。 歩いている人の中にはお年寄りや子供もいるのに。 人にぶつかって大怪我をさせてまで速く走る必要があるんだろうか、レースでもあるまいし。 ということで、とりあえずは完走ならぬ完歩でした。