中国語の弄という言葉。
使い慣れてしまうととても便利な言葉ですが、初めて出会った時はちょっと戸惑うこともあるかも。
口語の中の口語
辞書や参考書、テキストを見ると、意味、使い方、文法上の説明などがいろいろと書かれていますが、まず言えることは話し言葉だということ。 会話ではよく使われる言葉です。
「する、やる」
辞書には
・手に持って遊ぶ、いじる
・する、やる
・手に入れる
などの意味が書かれています。
そんな中、私がまず覚えたのは做の代替え的な感覚。
做は
「作る、書く」とか「する」という意味がありますが、
その中の「する」。
英語のdoみたいな感じ。
ただ、做の全てを弄に置き換えれるわけではないので、注意が必要。 特に後ろに結果補語を伴った場合、意味やニュアンスが異なったりするので。
例えば、次のような用例を見かけることが多いと思いますが
弄丟了:なくした
弄錯了:間違えた
結果補語を伴う形ではなく、弄だけでも使ったりします。
例えば、子どもをくすぐったりすると、くすぐられている方が笑いながら
別弄、別弄:やめて、やめて
みたいな。
この情景を見た時に、「 弄って、こんなふうにも使うんだ」と思ったのを思い出します。