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マントウ(馒头[mántou])

最近、我が家の主食となりつつある馒头[mántou]

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香港や北京にいた頃は常に目にする食べ物でした(香港ではあまり食べませんが、飲茶(やむちゃ)で揚げた馒头[mántou]に練乳をつけて食べるのが好きでした)。

久しぶりに小麦粉を使った食品を作ってみましたが、思ったよりも簡単にできました。 ちなみに中には何も入っていません(というより、馒头[mántou]はもともと中に何も入っていない)

f:id:tsukisai:20200521113019g:plain 材料 f:id:tsukisai:20200521113019g:plain
小麦粉(中力粉)
砂糖
ドライイースト
水(ぬるま湯)

材料の比率(目安です)
砂糖:小麦粉の10%
ドライイースト:小麦粉の1%
水:小麦粉の50%

例えば、
小麦粉:500gに対して
砂糖:50g
ドライイースト:5g
水:250cc

材料はこれだけなので、とってもシンプル。

f:id:tsukisai:20200521112937g:plain 塩を入れるレシピもありますが、うちでは減塩目的と同時に、塩を入れる理由もないので、入れていません。

f:id:tsukisai:20200521112937g:plain 砂糖の10%はちょっと多い感じがしますが、ドライイーストの発酵を助ける作用があり、砂糖の量を減らす場合は発酵時間を少し長めにするとか、高めの温度環境を設定するなどしたほうがいいかも。

f:id:tsukisai:20200521112937g:plain ドライイーストは3g/袋や6g/袋といった小分けにされて売られているものがあります。 その場合、あまり神経質に考えず、500gの小麦粉に6g/袋を1つ使っても大丈夫です。 但し、生地を発酵させすぎると見た目や味がいまいちになるので、発酵させている間、こまめにチェックするなどの注意が必要。

f:id:tsukisai:20200521112937g:plain うちでは中力粉をよく使いますが、基本、薄力粉や強力粉でも大丈夫だと思います(薄力粉は、強力粉や中力粉使用時と同じ分量の水を入れると少しベタベタして成型しにくいかも)。

f:id:tsukisai:20200521112937g:plain 水はぬるま湯を使用。
冷たい水:ドライイーストが発酵しにくい
熱いお湯:ドライイーストの菌が死んでしまい発酵しなくなる
度数的には40℃ぐらいまでかな

f:id:tsukisai:20200521112937g:plain 他のレシピを見ると、水の量はもっと多めです。 ただ生地がベタベタするので打ち粉が必要になり、結局のところ同じ。 生地は扱いやすいほうがいいので、うちでは粉の50%にしています。

f:id:tsukisai:20200521113019g:plain 作り方 f:id:tsukisai:20200521113019g:plain
① ボールに小麦粉を入れる
② ぬるま湯に砂糖を入れてよく溶かす
③ 砂糖が溶けたら、②にドライイーストを入れ、よく混ぜる
④ ③を①に入れる
菜箸やヘラで軽くまぜ、生地がポロポロしてきたら、手でよくこねる
⑤ こね終わったら、かたく絞った濡れ布巾をボールにかけ、放置。 部屋の温度が低いようであれば、パンの発酵と同じですが、発泡スチロールの箱に入れて、上から厚手の布を被せるとか、バスタブの蓋の上に置くとかします。
⑥ 30分~1時間もすると発酵して膨らんできます
⑦ 一度、生地のガス抜きをして、好みの形に成型
・時間があれば、ここで15分~30分ぐらい二次発酵させたいところですが、普段は成型したら、すぐ蒸してます
⑧ 蒸し器で蒸す
・蒸し器はまずお湯を沸かし、湯気が出てからマントウを入れる
・強火で15分ぐらい
大きいものは中まで蒸すのに時間が必要なので注意
・蓋は布巾で包んで使う(蓋の裏についた水滴がマントウの上に落ちるのを防ぐため)

材料や作り方を書き始めたら結構ダラダラと長い記事になってしまいました。 実際はそれほど面倒でもないのですが。

生地の中に餡子、カボチャ餡、高菜、そぼろなどを入れて蒸しても美味しいです。

冷めたマントウをフランスパンのようにスライスして、トースターで焼き、バターなどをつけて食べても美味しいですよ。

再度温める場合、電子レンジよりも蒸し器で温めると作りたてのようなマントウになります。

お米より小麦粉の消費量のほうが多いこの頃。
一度にたくさん作ることもあり、家庭用の小さい蒸し器では間に合わず、2段、3段と重ねて使える大き目の蒸篭(せいろ)を買いました。