Someday Somewhere

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今、中国で話題のドラマ『チェルノブイリ(Chernobyl)』

中国本土のみならず、他の国々でも感染が確認されている新型コロナウイルス。

感染の予防対策としてはインフルエンザ同様、うがい、手洗い、消毒ジェルなどでの除菌、マスクが挙げられる他、免疫力を高める食生活などで、あまり深刻に考えていなかったが、現段階では感染者の数はまだ増えそうで、何だか心配。

特に、中国の武漢のニュースを見ると、想像していたよりも事は深刻化していると思う。

そんな、できるだけ外出せず、家にいるようにという中国で、今話題になっているドラマがある。

それが、2019年、HBOで制作・放送されたテレビドラマ『チェルノブイリ(Chernobyl)』。

チェルノブイリと言えば、1986年、チェルノブイリ原子力発電所で起きた事故。 当時、周辺諸国でも放射能測定を毎日行うなど、大変なさわぎになった。

その事故当時をドラマ化したもので、旧ソ連政府のとった事故への対応、事故を処理した人々、そして町の住民などが描かれている。

当時の政府がとった対応、例えば、正確な情報を発信せず、組織の上の者はできるだけ事故を小さく報告、下の者はその圧力に勝てず、上の者の顔色を伺う、住民は何も知らされないがために犠牲者が増え続ける・・・。

直接、政府を批判すると情報を削除されたり、拘束される可能性もある社会で暮らす人々にとって、このドラマはとても思い当たるふしの多いドラマ。

中国のネット上でも様々なコメントが出ており、今回、武漢での新型コロナウイルスの感染拡大と重ね合わせて見る人も多い。

このドラマを見ると、福島の原発事故に関する情報がどこまで正確なものなのか、ふと心配になった。


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