Someday Somewhere

A little something to say in my everyday life

エコ、断捨離、ミニマリスト、こんまり、とは言うものの・・・

f:id:tsukisai:20200119101431j:plain

物が溢れかえる世の中。 そんな時代になってから既にかなりの年月が経つ今。 世間では、エコ、断捨離、ミニマリスト、こんまり・・・。 環境にやさしい物を使いましょう、普段使わないものは処分して身も心もすっきりした状態で暮らしましょう、などなど色々な方法やライフスタイルが提唱されている。

ただ、そんな流れと当時に、マスメディアやSNS上では常に便利グッズが紹介されている、それも安く手に入るプラスチック製品。 一見、とても便利に見え、日常生活のちょっとしたストレスが軽減されると思える安くて便利な商品。 でも、そのほとんどが有害物質をまき散らすゴミとして捨てられると簡単に想像できる物たち。

矛盾しているよね。

そんな中、片付け術で日本だけでなくアメリカでも一躍注目されるようになった”こんまり”こと近藤麻理恵さん。 『人生がときめく片づけの魔法』の著者だが、この本の初版は2011年(私がこの本を読んだのは2016年でした)。

この本は40以上の言語に翻訳されベストセラーになり、特にアメリカでは”KONDO”という言葉までできてしまうほど。

そんなこんまりさんが去年ネットショップをオープン。 販売されている物はこんまりさんご自身がときめく物だそうです。 ちなみに、価格は高め。

こんまりさんのショップ(↓) shop.konmari.com

ここでアメリカのメディアやSNSでは賛否両論というか、批判的な意見が続出。 価格もさることながら、やっぱり注目されるのは、彼女のスタンス。 表面的に見ると、「物を減らそう」と言ってたのに、「なんだ、結局、物を売りつけるのか」と・・・。 まあ、「物を減らす」=「ただ単に物を捨てる」ではなく、「自分が気持ち良く暮らせる物だけを身の回りに置こう」なのだろうが、彼女の今までのスタンスとネットショップとのギャップに差がありすぎたのか。

個人的にはこんまりさんのネットショップ開設に対して何の興味もないので、あまり気にもならなかったが。

たまたま、今回こんまりさんが批判されているけど、周りを見渡せば、そんなことはたくさんあるような気がする。

話が飛ぶが、朝のニュースは我が家では煩わしいCMのないNHKがついている。 その中に「まちかど情報室」というコーナーがある。 ここでも、毎日3点ほどの便利グッズが紹介されている。 中には「考え付いた人、すごい!」と思うものもたまにはあるが、「便利には便利かもしれないけど、すぐゴミになるんだろうな~」と思えるものがほとんど。 ちょっと工夫すれば何てことないのに、安いプラスチック製品がまた家に増える、と思ってしまう。

きっと、家にある物で色々と工夫して生活している人たちもたくさんいるのでしょうが、そういう生活の知恵がもっと広まったらいいのにと思うのは自分だけなのだろうか、と思ってしまう。