中国武漢を動画撮影し実情を伝えていた市民記者の陈秋实(陳秋実)氏の行方が分からなくなり、更に世界から注目されている。
その陈秋实氏のYouTubeチャンネルには今現在も止まることなくコメントが寄せられています。 コメントは中国語以外のものもあり、注目度の高さがここからもわかります。
そんなコメントを見ていると、中にはこんなコメントもちらほら。
武汉起疫 全民罩反 彻底清洗细颈瓶
一部、元々の文字が入れ替わっていることがわかるでしょうか。
起疫[qǐ yì ] → 起义[qǐ yì]
疫:伝染病や疫病
起义:武力革命を起こす、一揆を起こす
罩反[zhào fǎn] → 造反[zào fǎn]
罩:かぶせる
(口罩[kǒu zhào]:マスク)
造反:反逆する、造反する
细颈瓶[xì jǐng píng] → 习近平[xí jìn píng]
细:細い
颈:首
瓶:ビン
细颈瓶:口(ビンの上のほうが)の細くなっているビン
习近平:習近平
一応、漢字の意味を書き出してみましたが、見ての通り。 直接的ではなく、同じような発音の漢字を使ってコメントしています。
コメントを見ていると、「直接物申す」ことを避ける意味もあるのでしょうが、それ以上に、故意にこういう書き方をして、より一層揶揄しているように思えるものもあります。
どちらにしろ、今回の新型コロナウイルス感染の拡大に対して、中国国民もさすがに怒り心頭ではないかと思います。
最近になってようやく習近平国家主席が北京に姿を現しました。 なぜ武漢にいち早く行かないのかと思っていましたが(以前の国家主席なら行っている)、ウイルス感染以上に怖くて北京を離れられない理由があるのでしょう。
話しがずれましたが、中国語を勉強している人はこういうコメントも読むと勉強になります。
陈秋实氏のYouTubeチャンネル(↓)
www.youtube.com
陈秋实氏ですが、とにかく無事でいてくれることを祈るばかりです。