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生ごみも利用する

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コンポスト

コンポストとは

落ち葉や生ごみなどを微生物や菌を利用して発酵させて作った堆肥のこと。

むか~し、トイレが水洗式ではなかった頃、肥溜めというものを作り、田畑に散布していましたが、これもコンポストですね。 臭いもあり、都市化が進んだ今ではほとんど見なくなりましたが。

コンポスター

コンポストを作る容器のことをコンポスターと呼びますが、種類が幾つかあります。

①設置型
家庭菜園などの畑の端っこに置かれているのを見たことがある人もいると思います。 土に穴を掘り、その上に大きなゴミ箱をひっくり返して置いたようなもの。 蓋付き。

②回転式
蓋を開けることなく、中身をかき混ぜることができる。

③密閉型
蓋がしっかりと閉まるゴミ箱のようなもの。

④段ボールコンポスター
段ボールなので始めやすいし、場所もそれほどとらない。 でも段ボールは定期的に交換する必要がある。

⑤ミミズコンポスター
名前の通り、ミミズを利用してコンポストを作る。

⑥電動式
電気を利用し、生ごみを乾燥させる。 以前よりは機械の値段も多少安くはなったかもしれないが、やっぱり始めにくい。 音が気になったり、電気代もかかる。

まあ、いろいろありますね。 最近は簡単に始められるキットのようなものもあるようですが。

コンポストに入れるものあれこれ

ここで注意することが一つ、それはコンポストに入れるものです。

カラカラに乾いた落ち葉ならまだしも、生ごみとなると、ちょっと注意が必要です。 入れていいもの、あまり入れないほうがいいもの、入れてはいけないもののリストを書いているサイトさんが幾つもあるので参考になると思いますが、内容はサイトによって多少違いがあります。

入れていいもの

ご飯、野菜、果物、魚、肉、卵の殻など

入れてはいけないもの

当たり前ですが、ビニールやプラスチック(破片などの小さい物も含む)、ペットの糞尿。 それから、貝殻、割り箸や爪楊枝、腐った生ごみや病気になった植物、調理した食べ物の残りなど

卵の殻、 野菜や果物の硬い皮は分解されるのに時間がかかるので入れないほうがいいと書いている方のほうが多いかも。 あと、貝殻もなかなか分解されません。

また、入れてよいものも、極力水気を切ってから入れましょう。

我が家のコンポスト

さて、我が家ではどうしているかというと、上記のような大掛かりなことはしていません。 家庭菜園用に畑でも借りていれば、①の方法を選ぶと思いますが。

できることを、できる範囲でということで、これ(↓)。

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超ミニコンポスター、といったところ、かな(?)。

画像はキムチが入っていた大きいサイズの容器に、野菜や果物の皮、卵の殻、コーヒー豆のカスなどをぎゅうぎゅうに詰め込み、蓋をしっかりしめた状態のものです。 容器がそれほど大きくないので、こんな状態のものが常に数個はあります。

魚や肉に関しては、調理後のものは塩分や調味料がついてしまっているので利用しません。 調理前のものも、臭いが心配なので、うちでは入れていません。

入れられるゴミが出たら容器に入れ、蓋をしっかり閉めてキッチンの端っこに放置。 ゴミが出たらまたその中へ。 容器がいっぱいになったら、蓋をしっかり閉めた状態で屋上の日の当たらない場所で保管。 (うちの場合、屋上に植物を色々と植えているので。 ベランダに置いてもいいと思います)

ただ、延々といつまでもこの状態にしておくと、中身が発酵して容器が膨らんできてしまうので、定期的に土に混ぜます。

我が家では、休ませている土のみを入れた大き目のゴミ箱とかプランターを何個か用意しておき、そこに混ぜるようにしています。

植木鉢やプランターに生えた雑草も一緒に土に混ぜます。 ただ、抜いたばかりの雑草は水分がまだ残っているので、どこか一か所にまとめておきます。 混ぜるのは、抜いてから暫く時間が経ち、乾燥した雑草のみです。

大きいサイズのゴミ箱に土と容器の中身を入れ、上からしっかりと土をかぶせ、蓋をしっかりしておきます。 蓋が無い場合は、生ごみをゴミ箱の半分から下にくるように入れ、上に土をしっかりと入れ、一番上に板などを置いて、その上から鉢植えなどを置いてもいいかも。

コンポストの作り方を見ると、定期的にかき混ぜたほうがいいとのことですが、我が家では、土に入れた後は何もしていません。

とにかく、虫が湧いたり悪臭が出たりすることだけは避けたいですよね。

こんなことを繰り返しているうちに、こうやって作っておいたコンポスト入りの土はふかふかの状態です。 いつの間にかミミズも増えてます。 植え替えや新たに何かを植える時も、土を新たに買うということがなくなりました。

やってみて

この方法を始めてから何年も経ちますし、今も同じようにやっていますが、悪臭や虫に悩まされたことは一度もありません。

入れないほうがいいかもという卵の殻は比較的早く分解されているようで、あまり気になりません。

貝殻は土やコンポストに混ぜるのではなく、雑草が生えにくいようにと、植木鉢やプランターの植物が生えていない箇所に置いています。 雑草が全く生えてこなくなるわけではありませんが・・・。

栄養豊富な土を作ることができることだけでも助かっていますが、普段捨てるごみの量を減らせることも、やって良かったことの一つだと思っています。

ちなみに、大き目のペットボトルに土と生ごみを入れてコンポストを作るという方法もあるようですね。

コンポスターいろいろ

上記に書いたいろいろなコンポスターや発酵促進剤など、たくさん出回っていますね。