Someday Somewhere

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『シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ』

 宇津木先生の

という本を読んだあと、脱石鹸という言葉に興味を覚え、それに関係のありそうなサイトなどをあちこち巡ってみた。

すると、洗顔フォーム等を使わない洗顔以外にも、体も石鹸類を何も使わないとか、シャンプー類を使わずにぬるま湯で洗髪等、色々なサイトで取り上げられていた。

そこで、シャンプーを使わずに洗髪することについても宇津木先生が本を書いていたことを思い出したので読んでみた。

これまたとてもわかり易いタイトルの本。 私の場合、抜け毛や薄毛の悩みはないのだが、なんせ自分にぴったり合ったシャンプーに今まで出会ったことがないという人間なので、シャンプーを使わなくて すむのならば、そんな願ったりかなたりなことはないというのが正直な気持ちである。

さて、シャンプー剤を使わないとはどういうことかというと、シャンプー剤やリンス・コンディショナーを使うことで頭皮が乾燥し、その結果抜け毛や薄毛、フケ症などになってしまう。 だから、ぬるめのお湯で髪を洗えばよいということ。

方法は簡単。 基本的に髪の毛や頭皮の汚れはお湯でほとんどおちると聞いたことがある人もいると思うが、まずはブラッシング。 ブラッシングで髪の毛に付いた埃や汚れをある程度とる、又は浮かせる。 次に、ぬるめのお湯でよーくすすぐ。 これだけ。

湯シャンプーの方法を書いたサイトやブログを見ると、熱めのお湯で洗うとか、頭皮を指の腹で結構ゴシゴシと洗う等、湯シャンプーを実践している人た ちは、皆自分なりに色々と方法を工夫していることがわかる。 ただ、この本の中では、できれば、お湯と言ってもぬるめで(34度ぐらいかそれ以下ぐらいだったかも)、あまり力を入れてゴシゴシとはやらずに頭皮を洗う というもの。

まず、熱めのお湯でやるというのは、このほうが頭皮の皮脂がよく落ちてすっきり感があるからかもしれない。 確かに、湯シャンプーを始めたばかりの頃は頭皮の皮脂とか臭いが気になってしまうからかもしれない。 ただ、熱めのお湯で洗うということは、洗髪後の頭皮の乾燥も十分考えられるので、湯シャンプーでも臭い等が気にならなくなってきたら、やはりぬるめのお湯で洗ったほうがいいのだろう。

また、ゴシゴシと洗うというのも同じような理由だと思う。 それもわからなくもない。 私も初めは結構力を入れて洗っていたから(もちろん爪をたてて洗うようなことはしなかったが)。 でも、シャンプー剤で必要以上に落とされてしまった皮脂を補おうと頭皮が一生懸命出していた皮脂も、湯シャンプーを続けることによってそれほど皮脂が分泌 されなくなってくると、かる~く洗うだけでも十分すっきり洗えるようになる。

私の場合は、頭皮にできるだけ負担をかけない・頭皮の汚れだけを落とし余分な皮脂はとらない等と謳っているシャンプー剤を使うようにしていたので、湯シャンプーに切り替えても、それほどベタベタもせず、臭いも気にならず続いている。

今まで普通にシャンプー剤とコンディショナーを使っていて、特に問題も感じないという人にとって湯シャンプーを続けるのは結構大変だし根気のいることだと思うけど、「長い目でみてどうなの?」と感じている人は読んでみてもいいかもしれない一冊だと思う。

 


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